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2016.06.11-12 尾瀬 テント泊

尾瀬テント泊ハイキング、ネクストステージの巻。

♪夏が来ぅぅれば思い出すぅぅぅう
ということで、夏になる前にミズバショウを見に尾瀬に行ってきました。
個人的には今回で5度目、うちミズバショウのシーズンは2度目、テント泊も2度目です。
前回のテントは燧ヶ岳に登るために大清水から入って尾瀬沼キャンプ場に張りました。
今回はミズバショウと朝靄の尾瀬ヶ原を楽しみたくて、鳩待峠から入って尾瀬ヶ原を歩いた先の見晴キャンプ場を利用します。

尾瀬 テント泊

上記はざっくりとした地図なので、必ず下記の地図をご購入ください。
地図:山と高原地図 尾瀬 燧ヶ岳・至仏山 2016

※地図を持たない登山は危険ですので、必ず購入し、自分の経験と体力を考えて、無理のない山行計画を立て、ご自身の判断と責任で登山をおこなってください!
⚠️この地図は登山用じゃないので必ず購入してください⚠️
地図はお近くの本屋さんで売ってますし、スマホアプリでもあります。(スマホアプリ)
尾瀬 テント泊

出発は、金曜日の夜。
今回もエクストリーム退勤だぜっ!
都内の仕事を終え、新宿駅のコインロッカーに隠しておいたテントザックを引っ張り出して、新しくなったバスタ新宿へ。
そこで今回のメンバーの山ガール2人と合流しました。
22:00発の尾瀬(戸倉・大清水行き)夜行バスに乗り 込み、熟睡して起きたら戸倉でした。

尾瀬 テント泊

連絡バスの始発4:40に乗り、5:15ごろ鳩待峠に到着。
めっちゃ賑わってる(笑)さすが水芭蕉シーズンです。

尾瀬 テント泊

今回は自分のテントを背負って長距離を歩くのは初めて。
色々軽量化はしてきましたが、今回は後ろからゲキを飛ばしてくれる兄ちゃん隊長がいないし、最後まで歩けるかなぁという不安も抱きつつスタートです。

尾瀬 テント泊

と言っても鳩待峠から山の鼻まではとりあえず下りなので 、木道をトントン進みます。
6:20ごろ、尾瀬の森に優しい朝日が差し込みました。
梅雨の晴れ間の貴重な光を浴びながら気持ちよく進みます 。

尾瀬 テント泊

順調に山の鼻に到着。
パンをかじってトイレ休憩して出発します。
至仏山がとってもきれい〜
ちなみにまだ山開きはしていない様子。
尾瀬といえど初夏の日差しはすでに強くて、少し歩くだけで暑さを感じます。
汗でほっぺたテカテカアンパンマンo(*゚▽゚*)o

尾瀬 テント泊

瀬ヶ原はぽわぽわのワタスゲが見頃を迎えていました。
こんなたくさんの群生を見たのは初めてです。
あっちもこっちもぽわぽわ!
特に牛首分岐付近が一番ぽわぽわ!かわゆーん(=´∀` )人(´∀`=)

尾瀬 テント泊

こちらはタテヤマリンドウ。
親指の爪サイズの青い花が可愛いです。
全域に咲いていましたが、特に竜宮十字路〜ヨッピ吊橋に向かう分岐のところや、見晴エリア近くはたくさん咲いていました。

尾瀬 テント泊

逆さ燧と山ガールたち。
尾瀬ヶ原にはこのような池塘(ちとう)が点在していて、透き通った水を留めています。

尾瀬 テント泊

梅雨の晴れ間の太陽は燦々と降り注ぎ、負けじと浮かぶ夏雲から天使の梯子が伸びてきています。
木道を時折右へ左へトントンと移りながら、他のハイカーさんたちと抜きつ抜かれつ進んでいきます。

  尾瀬 テント泊

トントントントン尾瀬ヶ原♪
グレゴリーの70Lに衣食住を詰め込んで、おとといまでの雨予報から大逆転した青空に心躍るラブピンク。

…ところで、あれ?ミズバショウは?

尾瀬 テント泊

竜宮小屋まで来たら見晴のテント場まであと30分です。
少し時間が早いので、相談してヨッピ吊橋を渡って東電小屋をぐるっと回ることにしました。
ちなみにここまでミズバショウの花に出会えておらず、どうやら一足遅かったみたい…
少し肩を落としながらもヨッピ吊橋方面に向かいます。
実はこの判断が後に大正解とわかります。

すれ違ったおかあさんに「あらテント?良いわねえ、がんばって!」と応援していただきました。
暑くなってきたし東電小屋で休憩しよっか、とトントン進んで行くとそこには…

尾瀬 テント泊

あれ?ミズバショウが咲いてる!
もはや最初の目的を忘れそうになっていたころ(笑)、東電小屋のすぐ手前の清水が流れている場所に残っていました。やったー!

尾瀬 テント泊

黄色いリュウキンカの花の間からちょこんと白いミズバショウが見えます。
遠回りしてよかった!咲いててよかったー(=´∀`)人 (´∀`=)

尾瀬 テント泊

咲いてたねー♪と3人で喜びながら見晴キャンプ場までラストスパートして10時、キャンプ場がある見晴エリアに到着。
お腹すいたー!と叫んでるわたし(笑)

尾瀬 テント泊

尾瀬沼キャンプ場は完全予約制でしたが、こちら見晴キャンプ場は予約不要の先着順です。
水場の清水が柔らかに甘くて美味しいし、めっちゃきれいな水洗トイレが併設されていて快適です。
そばにある燧小屋さんが管理しており、一泊ひとり800円でした。
小屋前のレンゲツツジが見頃です。

尾瀬 テント泊

お昼に小屋のカレーを食べて元気回復したら、アタックザックで三条ノ滝まで散策に出かけます。
見晴から往復3時間です。
温泉小屋から先は木道が終わって登山道をめちゃくちゃ下りていきます(笑)
ところどころぬかるんでいるのでお気をつけください。

尾瀬 テント泊

ぐんぐん下って、まずは平滑の滝。
木が茂っていて滝の展望はそこまででしたが、風が抜けてすごく気持ちいい場所でした。
ちなみに川の向こうは新潟県です。
今日歩いてきた尾瀬ヶ原は、東電小屋エリアがちょこっと新潟県で見晴エリアが福島県。

尾瀬 テント泊

さらにぐんぐん下って、三条ノ滝きたー!すごー!!!!
落差100m滝幅30mで日本最大級、かつ日本の滝百選の一つです。
今回の旅の事前調査で、HPで偶然見つけた三条ノ滝。
鳩待峠から日帰りだと難しいかもしれませんが、一泊される際は是非行ってみてください!オススメでっす!

尾瀬 テント泊

展望デッキがあってすぐ側から見下ろすことができます。
わたし滝が大好きなので、やば!すご!わっしょいわっしょい!と大興奮してきました(=´∀`)人(´∀`=)
※展望デッキ直前は鎖付きの急な階段や急勾配があるので特に足元が濡れているときはくれぐれもお気をつけください。

尾瀬 テント泊

鬼の登りを戻り、見晴に帰ったら絶対にソフトクリーム食べようね、と話しながらにちょうど15時ごろ戻ってきました。
続々と小屋に泊まるハイカーさんたちも到着して、小屋が集まる見晴はまるで小さな町のよう。
テント場に戻るとこちらも賑わってきました。私たちのテントは写真右の黄色いモンベル号とその隣のグリーンです 。

尾瀬 テント泊

簡単に夕食をすませたあとはキャンプ場を管理している燧小屋さんのヒノキ風呂(ひとり500円)で癒されて、しばらく自由行動。
夕焼けの時間なので尾瀬ヶ原をぷらぷらしてみました。
ほんのりピンク色に染まるそ空と夕風がとても心地よくて、至福の時間でした。
泊りの旅ならではの贅沢です。

尾瀬 テント泊

すっかり日が暮れるにつれ、見晴は賑わいを増します。
それぞれの小屋の前で生ビールジョッキを片手に談笑するハイカーさんたち。
私たちもゆず茶やハーブティをいただきながら楽しい夜を過ごしました。
20時で喫茶コーナーが閉まり、そのままそれぞれのテントに潜りました。
そこまで寒くもなくすぐに眠りに落ちました。

尾瀬 テント泊

夜中2時半ごろふと目が覚めました。
星を見ようと「0時」に目覚ましをセットしだと思ったら 、お昼「12時」にセットしていたという…
慌ててカメラを持って尾瀬ヶ原に行くと、すこーし白みかけたけどやはり素晴らしい星空でした。悔しい。
写真を撮るには明るすぎたので、青く浮かび始めた燧ヶ岳をバックにひとりヘッデンアート「OZe」!(笑)

尾瀬 テント泊

そのまま朝焼けを待ってみたのですが、朝は白いまま青空に変わっていきました。
夜明けをまつ人々と、青い至仏山と尾瀬ヶ原の朝靄。
今回の旅で見たかった自然の美です。
この幻想的な雰囲気がとても好きです。

尾瀬 テント泊

6時過ぎ、みんなで朝ごはんにしました。
今朝の至仏山も綺麗です。
お気に入りのテトラドリップを使って、幸せの朝コーヒーです。

尾瀬 テント泊

朝露にしっかり濡れたテントを仕舞い込んで、8時出発!
わたしのザックが特大に見えるのはサイズもそうなんだけど、中にパタパタマットを入れているから。
尾瀬ヶ原をまっすぐコースタイム通りに抜けて山の鼻に戻り、軽く食事をしてソフトクリームを食べてパワー回復したら、最後の登りを頑張って鳩待峠に帰ってきました。

尾瀬 テント泊

いつか立山で出会ったテント装備のお兄さんが「このザックには夢が詰まってるんだ」と言っていました。
それまで考えてもみなかったテント泊に憧れを持った瞬間でした。
それから隊長のテント泊山行に何度かついていってはザックの重さに撃沈し、助けてもらってきました。
今回の旅はフラットな尾瀬といえど、自分の衣食住を背負って目的地まで自分の力で歩くことができて、あの日に憧れた「夢」を詰め込むスタートラインに立てた気がします。
辛く感じた時の心の支えは間違いなく一緒に行った先輩山ガールメンバーでした。
尾瀬に天気に、山の出会いにありがとうー!

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